2017年12月5日火曜日

おしらせ

まど枠 ギフトと詩的な日用品。

営業時間 11:00-18:00/定休日 月曜・火曜

E-mail info(at)madowaku-books.com
(at)を@に変えてお送りください。
---------------------------------------------------
駐車場について
当店の専用駐車場はございませんが、
ビル向かいの「ハイパワー駐車場」とお店から
徒歩5分の「大町リリーパーキング」のサービス券
お買い上げ3千円ごとに1枚、進呈しております。
ご利用ください。

2017年2月17日金曜日

牧野伊三夫展 展示によせて

今週末2/19(日)まで開催の牧野伊三夫展。
この展示に牧野さんが寄せた文がとても良いのでこちらでご紹介いたします。
会場の作品とあわせて、ご覧頂ければ幸いです。



作品について         牧野伊三夫
 
 僕は東京で『四月と十月』という美術同人誌を作り、画家の活動を行なっているのだが
秋田にその本を大事に取り扱ってくれる「まど枠」があったのはうれしいことだった。
そんな縁から今回、秋田での初めての個展をすることになった。
  南国九州の生まれ育ちで、北国の秋田にはずっと憧れのようなものがあった。
秋田の人にはのんきなものだと笑われそうだが、僕にとっての雪の景色はたまらなく
美しく思え、その景色を求めて何度がスケッチに来たこともある。あるとき内陸鉄道に乗って、雪山が美しい戸沢の駅で降り、深い雪のなかを歩いて描いたこともあった。
水性のパレットや画用紙の上に雪が降り積もって、どこに何色があるのか、何を描いているのかわからなくなり、適当に筆を突っ込んでシャーベットのような雪と絵の具の塊を筆にとって描き続けた。駅で雪を振り払って乾かすと、思いがけない絵が出来ていて、
それが面白かった。
 僕は絵を描く時に、下絵を描いて計画通りに進めて行くことに意味を見出すことができない。いつも、最初に思惑を何者かによって打ち砕かれ、思いがけないところへたどり着くことを期待して描いている。予定調和ということが嫌いなのである。だから、そのときい雪にまみれて描けたことはうれしいことで、心のなかで「雪の中でしか描けない絵があるぞ」と何度も叫んでいた。
 今回展示した作品についても、そのときの雪のように、音楽と交わって描いた作品が数点ある。音楽と絵の境界を取り払い、互いに刺激し合って制作をすることは、もう二十五年ほど前からずっと続けている研究で、一昨年刊行した拙著『僕は、太陽をのむ』に詳しく記した。
 『トゥンガ』は、マダガスカルを旅したとき、日暮れて道に迷い、数時間密林の中をさまよって、ようやく目的のホテルにたどり着いたときに、道案内人のマダガスカル人たちが発した言葉であるGPSもなく、星も見えない場所で、彼らは人間が本来持っている天然のカンだけを頼りに車を走らせた。そのような能力に感動して、数枚書いたもののうちの一点。「縄文通信機」も同じく、現在の発達しつづけている人口の通信機ではない、人間に本来備わっているテレパシーのような能力と対峙したいと描いたものである。
 「ベロウゾフ・ジャボチンスキー反応」は、液体が自らの力で青や透明に色を変化させるという化学現象をモティーフに製作した。僕はしばしば、現象とか、原理というものが美しいと思う。
 「非合理主義者の像」は昨年から制作を始めたもの。合理主義自体は嫌いではないのだが、この頃あまりにも世の中の合理化が一元的に進行し、その陰で伝統的な職人技や絵のモティーフとしたい風景が消えていくのを嘆いて作り始めた。絵描きは、どこまでも非合理主義者なのである。
 荒地花笠というのは、南米原産の植物の名。少年時代、かまきりが好きで良く穫りに行ったのだが、この草にとまっていることが多く、棒の原風景のひとつとなっているものである。
 「螺旋階段とビルのある風景」は、秋田で良くとまるホテルの部屋から見た風景。「風のまち」は、能代の街を旅したときのスケッチをもとに描いたものである。かつては林都として栄えたこの街の林業はすっかり衰退してしまっていたが、米代川から街のある岡の上に吹いてくる風は、なんとも心地よかった。

2017年2月15日水曜日

牧野伊三夫展 書籍とグッズのご紹介


店頭では引き続き、牧野伊三夫展を開催中です。
本日は関連書籍を中心にご紹介いたします。
         

牧野さんが発行人をつとめる美術同人誌「四月と十月」
まど枠の開店当初から取り扱いをしており
牧野さんと知り合うきっかけになった本です。

12月に幻冬舎から上梓された最新の食随筆
「かぼちゃを塩で煮る」
参考になるレシピから、無謀な調理まで。
食についての探究心が凄い。

牧野さんの著書をもう二つ。
左/四月と十月文庫 画文集「僕は、太陽をのむ」
右/今宵も酒場部(絶版/在庫かぎり)

画文集、どんなことを考えながら描いておられるのかに
少しでも触れることができ、
図版も多く、とてもおすすめです。

大分•日田での活動「ヤブクグリ」の冊子と
日田案内の地図。
橙灯で続けているスケッチ会の冊子。
特に読んでもらいたいのは講評の部分(付箋を貼ったところ)です

 続いて、グッズも少しご紹介します。


東京台東区の活版印刷工房
ファーストユニバーサルプレスと一緒に作った
絵葉書集。シリーズが5冊発売されています。

九谷で絵付けした小皿と平盃。


6JUMBOPINS謹製のトート、Tシャツもご用意しております。
「かぼちゃを塩で煮る」の発売記念トートバッグ。

今回の展示用に書き下ろした「秋田犬」のトート。
完全秋田オリジナル。
Tシャツ、トレーナーも出来ます。通販可能。



牧野伊三夫展は今週日曜日、2/19(日)までとなっております。
皆様のご来場をお待ちいたしております。


2017年2月11日土曜日

田村一 通販開始しました



秋田在住の陶芸家、田村一さんの商品を
WEBSHOPでご紹介しております。
口から滲むように流れる赤色がエロティックな辰砂釉のシリーズ。
グレー、青、紫のダークシリーズ。
そして定番の青白磁。
美しさの裏に潜む野生を感じます。


田村一
1973年、秋田に生まれ、早稲田大学入学後陶芸を始める。
2000年から東京を中心に作陶活動開始。2002年、益子に移住。
以後plain people(東京)garf(大阪)TKG creamics(京都)
sintra(スウェーデン)など各地で個展開催。2011年に秋田市
仁別に戻り、スタジオ”nesta"創立。また週刊モーニング連載の
「へうげもの」とコラボレーションを果たす「へうげ十作」の
ひとり。2015年にはnoma japanのための器を制作。



2017年2月1日水曜日

牧野伊三夫展 開催中です

1/28(土)より画家、牧野伊三夫さんの個展が始まりました。
28(土)29(日)は牧野さんが在廊され、ご来場の皆様とお話したり
サインなどもされていました。

初日28(土)の夜にはオープニングイベント「牧野映像美術館」も開催し
幼少期からの絵画をスライドで上映し牧野さんが解説。
沢山の方のご協力もあって、とても良い会になりました。
新刊『かぼちゃを塩で煮る』から「バナナフランベ」を牧野さんが作って
ご来場のお客様に振る舞われました。

私は『かぼちゃを塩で煮る』に登場する「アメリカの弁当箱」を作ってみたりと
楽しい会でした。

会場を外から。
絵画、版画、立体の20点の作品が並びました

牧野さんがこの展示に寄せた文章がとても良いので
ご来場の際には是非お読み下さい

版画作品
島根県の湯町窯で絵付けした皿
絵皿
新刊「かぼちゃを塩で煮る」を中心に
書籍も充実しています

盃/豆だるま
ポストカードセットや手ぬぐいもご用意しました
楽しいグッズや書籍は盛りだくさんに。
絵画はじっくりとご覧頂けるよう落ち着いた空間になりました。

ご来場、心よりお待ちいたしております。